3月1日、玄海原発プルサーマル裁判の会、第9回目の公判、終えてきました!この日も手ごたえのある1日でした。
雨が結構降っていたので、いつもの佐賀地裁前アピールはなしにして、入廷時だけ、横断幕掲げてそろって入廷しました。
3号機MOX燃料問題では、被告九電が私達に痛いところをつかれて、見解に矛盾が生じてきていることがはっきりしてきました。また、裁判所が前回正式に提案された「論点整理」(写真で冠木弁護士が掲げているのがその一覧。現在は非公開なのがもどかしい)の過程で、裁判官自らが正しい判決のためにきちんと勉強しようとしている姿勢が感じられるやりとりがありました。
2・3号機再稼働差止仮処分では、1991年に発生した2号機の配管損傷が16年後の2007年に判明した問題の証拠提出や、玄海事故時の放射能予測など、具体的な危険性を新たに示しました。
全機止める公判では、裁判を支える会会長の澤山保太郎さんが意見陳述。澤山さんは元高知県東洋町長で、高レベル放射性廃棄物の受け入れを止めた中心人物。3000人足らずの町民が「一寸の虫にも五分の魂がある」と、決然として団結して、国家に抵抗し、核廃棄物を止めた経験をお話されながら、「自分達の贅沢のために、人知では始末に終えない膨大な量の燃え盛る危険物を子孫に残してはいけない」と訴えました。今後、全機公判では、1号機の脆性破壊問題、それに核廃棄物の問題でも、法廷の場でも追及していくことなります。
その他、冠木弁護士事務所の若手、谷次郎弁護士が新たに弁護団に加わりそのお披露目がありました。また、公判前には、放射能拡散予測問題とMOX裁判の論点での小山英之さんを囲んで学習会も行い、非常に重要なお話、興味深い資料を示していただきました。 懇親会には、弁護団一同、伊方原発問題に長年取り組む愛媛の仲間、初傍聴の原告も残ってくださり、おおいに盛り上がりました。
次回公判は6月7日(金)、MOX初公判から10回目となります。九電答弁は逃げまわってばかりでしたが、裁判所の姿勢も変わり、やっと土俵に立てた感じがします。
6月頃、全国の原発再稼働をめぐってどんな状況になっているか、予断を許しません。そうした中、1つ1つを徹底追及していく、この息の長い闘いは、再稼働を阻止する直接行動のベースにもなると確信しています。 応援よろしくお願いします&一緒に闘いましょう。
簡単な報告は以上ですが、詳細な報告、主張を書いた書面などはぼちぼちアップしていきたいと思います!
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