「忘れないで3.11佐賀~『飯舘村』上映会」報告

3月9日は「忘れないで3.11佐賀~『飯舘村』上映会」でした。

国からだまされ、故郷を奪われた飯舘村の人々の悔しさや不安、想いに、200人の参加者はじっくりと耳を傾けました。

酪農家は吐き捨てるように言いました。

「一番の問題は、心が汚染されたことだ。俺達は国にバカにされたんだ!」

 

原発再稼働を推進する権力者どもよ、いつまで被害者をバカにするのか!

私達がもっともっと被害者に寄り添って、耳を傾けていくこと。

そして、命を蔑ろにする権力者どもに、福島の叫びを、福島の方に代わって、私達からつきつけること。

遠回りでも1人ずつから地道に伝えていくしかありません。

『飯舘村』の上映会をぜひあなたの町でも開いてみてください。

※映画『飯舘村』公式サイト

 

上映後は、原発事故直後に東京から福岡に避難された清水亜矢さんのお話し。

臨月を迎えていた亜矢さんに突然襲う地震と原発事故。避難にいたる苦悩と葛藤をつぶさに語っていただきました。

「豊かな命を、息子たちにつないでいきたい。そのために、原発はやっぱりなくさなければいけない。そう思って、今、できる限りのことをしていきます」。

今日はもうすぐ3歳となる長男と、まだ0歳の赤ちゃん、それにご主人と一緒に佐賀まで駆けつけてくれました。

 

フリートークの時間に、メッセージ動画を2つ紹介しました。

1つは、福島から佐賀県鳥栖市に、奥さんと生まれたばかりの女の子と一緒に避難されてきた木村雄一さん。2年前の3.11集会をはじめ各地の講演会などで、避難者の思いを必死に訴えてきてくれました。今、長崎の高島というかつて炭鉱があった島に移住され、再スタートを切られています。その木村さんと、今日の上映会でも監督紹介をされた石丸初美さんの動画メッセージ(前にFBアップしましたが、再度アップします)を、鳥栖の牧瀬あきこさんが、ドイツのシェーナウという町に届けてきてくれました。

シェーナウは、チェルノブイリ原発事故を受けて、子どもをもつ親達が中心になって、大手電力会社との長きにわたる闘いを経て、再生可能エネルギー会社シェーナウ電力をつくりました。その代表のスラーデクさんが「3.11」にあたり、日本の私達へ勇気の出るメッセージを届けてくれたのです!

詳しくはこちら

 

あれから丸3年。

私達は3.11を忘れない。

福島の現実を直視しよう。

そして、心の底から叫ぼう。

“命とふるさとを奪う原発は、いりません!”

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