7月22日、オスプレイ佐賀空港配備反対!緊急行動に加わってきました

 武田防衛副大臣が計画を押しつけに今日、佐賀県へやってきました。

 佐賀空港が軍事基地化すれば、玄海原発も攻撃対象となる可能性もあり、非常に危険であること、そもそも県民の命を危険にさらすオスプレイ配備に反対の声をあげようと、裁判の会のメンバー有志も抗議の声をあげようと、佐賀県庁での抗議行動に合流しました。また、地元の反原発団体としても、私達の思いをきちんと伝えようと、小野寺五典防衛大臣、古川康佐賀県知事、木原奉文佐賀県議会議長、秀島敏行佐賀市長あてにそれぞれ要請書を作成し、それぞれにわたしました。

 大臣あて文書は武田副大臣が県庁に来た際に、手渡そうとしましたが、拒否されたので、あとでFAXを防衛省に送付しました。

 

 今日の会談で明らかになったことは−−

 

・2015年度から自衛隊に導入予定のオスプレイ17機を佐賀空港に配備

 

・米軍普天間飛行場の辺野古への移設が実現するまでの間、海兵隊オスプレイが 暫定的に佐賀空港を利用する

 

・佐賀県内の自衛隊目達原駐屯地から航空機50機も佐賀空港に移設

 

・沖縄の負担軽減のため、政府としては「ベストである」と判断。

 

 という、「沖縄の負担軽減」を名目にした、大規模な軍事基地化計画でした。

しかも来年度概算要求を出す8月が決定までの目安だと!

 びっくり仰天です。こんなもの認められるか!

 

 古川知事は会見で、「なぜ佐賀空港なのか、本当に安全なのか、騒音はどうか、などの不安が寄せられている」と言いながら、

「安全性についての認識はこれから勉強させてくれ」とはぐらかした上で

「政府として責任を持って県民や県に十分に説明し、理解を得ることが必要だ」などと、容認するかのような発言をし、

「県民の命を守るべき」知事としての立場を放棄しました。

 

 沖縄の犠牲、福島の犠牲を無駄にしてはなりません。

 私達は命を守るために原発再稼働に反対します。

 同じように、命を守るために、オスプレイの佐賀空港配備計画に反対です!

 

 県庁での「大臣・副大臣」入りで県民が行動を起こすのは、ちょうど3年前の玄海再稼働騒動で海江田経産大臣が佐賀県庁に来た時以来でした。あの時の暑さを思い出しました。

 大臣が来るのは、最後的なパフォーマンスですが、海江田の時も数日前に決まりました。「大臣来佐」時には市民の意志を声と行動で徹底的に示さなければなりませんが、「来佐」の前にできるだけのことをやっておかなければなりません。

 今は「川内」が前面に出ていますが、「玄海」再稼働の地元同意のための大臣来佐も、水面下では準備が進んでいて、表面化したらあっという間に話が進むだろうと思っています。

だ から、今の動きが大事です!

 

 要請文を添付しました。

 急な賛同呼びかけに応じてくださったみなさん、ありがとうございました!

 

小野寺防衛大臣への要請書

2014年7月22日

オスプレイの佐賀空港配備計画の撤回を求める要請書

 

防衛大臣 小野寺五典 様

玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会

代表 石丸初美

プルサーマルと佐賀県の100年を考える会

共同世話人 野中宏樹

 

 自衛隊が導入するというオスプレイの佐賀空港への配備計画の突然の知らせに私達は大変驚きました。

 オスプレイは墜落事故が相次ぎ、「欠陥機」とも言われてきました。また、相手国に脅威を与えることになるオスプレイの拠点は、武力攻撃やテロの攻撃目標となりえます。玄海原発が攻撃目標とされることも強く危惧されます。

 日米軍事同盟を緊密化させ「戦争のできる国」へと安倍政権が歩みを進める中、原発が立地している佐賀県の民間空港を軍事化しオスプレイの拠点とすることは、県民を命の危険にさらす危険極まりないことであり、断じて許すことができません。

 

 オスプレイは2012年、沖縄の米軍普天間飛行場に県民の意志を無視して強行配備されました。「銃剣とブルドーザー」で土地を奪われ、危険と隣り合わせの暮らしを強いられ、米軍・米兵による犯罪・事故・騒音などによって人権侵害をされ続けてきた沖縄の現実を、私達はまず直視しなければなりません。

 一部の者の利益のために、命が傷つけられ、地域社会が分断されてきたことは、原発立地地域の置かれた状況とも重なります。沖縄の犠牲、福島の犠牲を無駄にしてはなりません。

 

 私達は命を守るために原発再稼働に反対します。

 同じように、命を守るために、オスプレイの佐賀空港配備計画に反対です。

 オスプレイの佐賀空港配備計画の撤回を求めます。

 

 

【賛同団体】

(佐賀県)憲法9条鳥栖の会  /

(福岡県)九州ひまわりプロジェクト、

原発八女ん会、風ふくおかの会、沖縄とむすぶ市民行動・福岡、九電消費者株主の会、福岡で福島を考える会、無添加ハウス、(有)グリーンフィールド、水巻の有機野菜を育てる会、ネットワーク・ミラクル福岡、宗像の風、エヴァの会、ガイアレインボー、活元仲間の会、小倉筆禅道の会、環境NPO法人H-imagine  /

(大分県)ハハパレ月イチ実行委員会  /

(宮崎県)環境共育を考える会

 

 

 

連絡先:玄海原発プルサーマルと全機をみんなで止める裁判の会:090-3949-2103

佐賀市伊勢町2-14  http://saga-genkai.jimdo.com/

 

要請書のWordファイル(防衛大臣宛、佐賀県知事宛、佐賀県議会議長宛、佐賀市長宛)

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20140722オスプレイ要請書.docx
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