4月25日、熊本地震に遭った川内原発の停止と、老朽化・高浜原発の廃炉を求める規制庁交渉がありました。
佐賀・福岡からも駆けつけ、「川内原発停止を求める緊急署名」(賛同団体90団体、個人2279人)を、すべてのメッセージ付きで田中俊一・規制委員長あてに提出しました。
熊本の子育て中のママからの「原発への不安も加わり、1つ1つの揺れが怖くて怖くて仕方ありません。原発に何かあったとき、私はどのようにして、子供たちを守ればよいのでしょうか?未来の人たちにこれ以上負の遺産を残してはいけないのです。お願いです。停止してください。私たちをまもってください」とのメッセージを読みあげた上で、石丸初美代表は「九州全体の住民が怯えています。今回の地震で、複合災害が起きたら逃げることなどできないというのがよくわかった。原発避難計画は一からやり直してください。地震は止められないけど、原発は止められる。想定外などともう聞きたくありません。原発政策を一刻もはやく止めてください」と訴えました。
交渉では「何度も酷い揺れが来ることの想定はしているか?」との市民側の質問に対して、規制庁は「基準値以下の揺れだから問題ない」「基本的には弾性範囲内におさまる」を繰り返すばかりでした。「川内原発の亀裂の評価、くりかえしの震動にたえられるかどうかの評価を公開してください。やっていないのであれば、すぐ停止して、やってください!」と求めました。
また、免震棟建設放棄問題では、新規制基準の中に「免震」と書いてあることについて、規制庁は「例として書いただけ」などと開き直りました。
高浜老朽化問題でも、理不尽な言い訳を繰り返しました。
詳細はあらためて報告します。
署名へのご協力ありがとうございました。
原発いらない!の声をさらに大きくしていきましょう!
※中継録画を以下から見れます。前半は集会、後半1:23:00あたりから署名提出、交渉です。
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi5
※九電本店緊急要請行動の報告はコチラ→
http://saga-genkai.jimdo.com/2016/04/21/a/
「今、熊本の人は原発が怖い。しかし、反原発運動はできません。どうぞ、まわりから声をあげてください」(熊本在住の方よりのメッセージ)
昨日25日、九州、関西、関東などのグループが、川内原発、なぜ止めないの?と原子力規制庁に聞きました。やりとりの中で、繰り返しの揺れは想定外なのに、検証しようとしない原子力規制庁の姿勢が浮かび上がりました。
http://kiseikanshi.main.jp/2016/04/26/kosyo-hokoku/