東京電力福島第一原発事故により暮らしのすべてを奪われた、福島県浪江町の菅野みずえさんを囲むお話し会が終わりました。
佐賀、糸島、鳥栖、伊万里、唐津の5か所を、3日間で駆け抜けていただきました。
この期間、伊万里のポスティング、糸島の施設訪問や避難説明会、3.11パネル展など、行動する中で繋がった方達も各地で参加され、これが原発事故なんだと、これが避難の現実なんだと、つらく、苦しく、悲しく、重たい話を、ともにじっくりと伺うことができました。
そして、玄海再稼働迫る中で、避難計画の問題など、私達がそれぞれの地で何をしてよけばよいのかも話し合うことができました。
詳細を後日あらためて報告しますが、何よりも、メッセージを受けての実践を進めていきたいと思います。
みずえさん、ありがとうございました。
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今、みなさんの足元に危機が迫っています。
家の前に穴があって、それを知らん顔して、誰かが落ちたら、私も加害者です。
そうなりたくないんです。
今吸う空気、水、食べ物に不安をいだかなくていい暮らし。
外で遊ぶことを規制しなくてもいい暮らし。
なじみのケーキ屋さん、立ち寄れる飲み屋さん、町のどこに何があるかわかっている暮らし。
慣れ親しんだ味が変わらずそこにある暮らし。
何気ない日常が変わらずある暮らし...
私達が失くしてしまった2011年3月10日に続く明日を、みなさんは今も生きておられます。
あなたはわたしになるのをただ待つのですか。
“原発がなければ、こったらことにならなかったべ。”と後悔しますか。
そのことに気づいてほしい。
そのことを伝えたくて、いろんなつてを頼って、佐賀・福岡に来させてもらいました。
いっしょにがんばりましょう。
(菅野みずえさん/2016年8月8~10日、佐賀、糸島、鳥栖、伊万里、唐津にて)
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※写真1=唐津、2、3=伊万里、4=糸島、5=伊万里市議会議長へのヨウ素剤陳情に同行
■報道
◆佐賀新聞(8月9日、11日)
◆西日本新聞(8月10日、11日)
◆伊万里ケーブルテレビ
伊万里でのお話し会を伊万里ケーブルテレビが報道してくれました。