●玄海仮処分、2017.1.16結審へ。4号機仮処分債権者急募!
9月16日、佐賀地裁において、玄海行政訴訟第11回口頭弁論、全基差止第18回口頭弁論、そして3号機再稼働差止仮処分の第21回審尋が行われました。
仮処分は4時間にわたる債権者・債務者双方からのプレゼンが行われ、仮処分裁判はあと2回の審尋を経て、結審する見込みとなりました。
玄海再稼働が迫る中、4号機について仮処分債権者(原告)を追加で募集することとしましたので、ぜひ一緒に闘ってください。
全国どこからでも債権者になっていただけます。よろしくお願いいたします。
●現行の規準地震動評価は破たんしている!~法廷で詳細に説明
仮処分では現在、「配管損傷が重大事故に至る危険性」と「基準地震動の計算式として採用されている入倉三宅式が過小評価になっていること」が最大の争点となっており、今回のプレゼンでは地震動の問題がテーマでした。
債務者・九電は地震についての全般的な話を続けるばかりで、争点となっている過小評価問題について、(私達が主張する)より安全側に評価できる武村式を「違う土俵の計算式を無理矢理に使えない」としてバッサリ切って捨てるだけでした。
債権者側からは、裁判補佐人を務める小山英之・美浜の会代表が「熊本地震は入倉三宅式が過小評価となること、武村式とは整合性があることを事実で示した。入倉三宅式が根拠とする断層面積のとりかたにも問題があり、確定した手法となっていない。よって、現行の基準地震動評価は破たんしており、耐震性の評価をやり直すべきで、それまでは再稼働はやめるべきだ」と資料、図表を示しながら訴えました。
裁判官からは債務者に対して2点、内容を確認する質問が出されただけでした。
午前中から夕方まで続いた裁判終了後、報告をかねた学習会を開き、いつも多くの市民が集まり、難解な地震動の問題をじっくりと学習しました。
●刻一刻と迫る玄海再稼働を止める!
この日、原子力規制委員会は玄海原発3・4号機の再稼働審査を終了させました。年内にも合格証にあたる「審査書案」を出すと言われ、九州電力は今年度内に玄海原発の再稼働をしたい意向です。こうしたことも踏まえてなのか、審尋終了後の進行協議では、裁判所はあと2回の審尋を経て、来年1月には結審するという日程を示しました。決定日は直前にならないと分かりませんが、年度内ということになるでしょう。
仮処分は高浜原発再稼働を止めた大津地裁決定のように、ただちに大きな効力を持ちます。
私達は玄海再稼働の動きをなんとしても阻止するために、現在、仮処分は3号機だけが対象となっていますが(2011年7月7日申立時は2・3号機。2号機は再稼働申請をしていないため2015年5月に取り下げ)、このたび4号機についても追加で申し立てすることにしました。
債権者(原告)を追加募集しますので、ぜひ一緒に闘ってください。
◆玄海原発の基準地震動 佐賀地裁、差し止め仮処分審尋
九電側「計算式精度よい」 市民側「過小評価の恐れ」 佐賀新聞9月17日
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/356798
◆玄海原発の審査終了、年内にも「合格」か 佐賀新聞9月17日
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/356789
九州電力は玄海原発3・4号機を年度内に再稼働させようとしています。国・原子力規制委員会は審査を終え、年内にも「合格証」を出そうとしています。
そこで、私達は、すでに提訴している3号機差止仮処分に加えて4号機も追加申し立てを行うこととしました。
みなさんにも一緒に闘っていただければ、再稼働を止める大きな力になります。
緊急呼びかけで、あまり時間もありませんが、まわりの方達にもぜひ広めてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
原告団に入っていただける方には、委任状と会員申込書をお送りしますので、必要事項をご記入の上、10月5日までに裁判の会事務所宛てにご返送ください。
締切 :10月5日(水)必着
返送先 :〒840-0844 佐賀市伊勢町2-14 玄海原発裁判の会 宛
<委任状の注意事項> ※記入例も同封します
・「年月日」は何も書かないでください。
・住所、氏名をご記入してください。
・楷書ではっきりと書いてください。
・印鑑を2か所(上と左下)必ず押してください。
・住所は県名からお書きください。
<会費について>
印紙代を含む原告年会費は1万円となります。印紙代と運動経費にあてさせていただきますので、ご理解の上、よろしくお願いいたします。同封の振込用紙をお使いください。
すでに本会の「玄海全基差止裁判」「行政訴訟」「玄海3号機仮処分」の原告になっている方は、印紙相当分2000円の納入を新たにお願いいたします。(年会費は変わりません。)
※ご不明な点がありましたら、ご連絡ください。
→ 090-3949-2103(永野)
10月初旬 4号機追加申し立て
11月17日(木)15:00
1月16日(月)15:00
<玄海全基差止・行政訴訟>
12月16日(金)14:00行政 14:30全基
2月10日(金)14:00全基
3月17日(金)14:00行政
玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
〒840-0844 佐賀市伊勢町2-14
TEL:0952-37-9212 FAX:0952-37-9213
mail:saiban.jimukyoku@gmail.com
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■報道
◆佐賀新聞
<裁判書面>
◆行政訴訟
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