【原子力避難訓練は放射能から逃げる訓練。被ばくを強要しないで!再稼働反対!佐賀県知事要請行動】

1月12日、山口祥義・佐賀県知事に対して「避難計画は被ばく計画。県民に放射能被ばくを強要しないでください」とする要請・質問書を提出しました。
訓練で明らかになった問題点60項目を突き付けながら「再稼働反対!」を要請しました。

石丸初美代表は「今日は60項目の質問だが、本当はもっとたくさんあります!避難訓練は放射能から逃げる訓練。九州電力の利益のために、なぜこんなことを強いられなければいけないのですか。県民を路頭に迷わせようなことをしないください。知事は“佐賀県民のお父さんじゃないんですか。県民の命を守ってください!」と訴えました。対応した消防防災係長らに「担当者としておかしいと思わないんですか?」と聞いても、国の一般的な指針を語り、「知事に伝える」というだけでした。

知事は玄海原発3・4号機の再稼働の同意権を握っています。その判断によって住民に被害を与える重大な責任があります。
にもかかわらず、昨年10月10日の避難訓練の現場では、放射能災害を自然災害と同じように扱い、かつ、自らの責任を放棄するような発言しました。
また、これまでに「原子力災害は想定外で起こるものだから、具体的な災害の想定はありません」「原子力災害は非常に限定された事態」などと、今なお原発安全神話の世界にいるような酷い文書回答を繰り返してきました。
知事は「再稼働はやむを得ない」とも発言しましたが、犠牲になるのは住民です。これらの責任をどう取るのですか!

今回提出した要請・質問書について、1か月以内の回答を求めました。

 

ダウンロード
2017年1月12日 佐賀県知事宛 県民に放射能被ばくを強要しないでください 要請質問書
20170112知事要請避難●完成版.pdf
PDFファイル 284.6 KB

避難訓練を告知するチラシ。

イラストに描かれた家族はマスクもせずに何の訓練?

「放射性物質」「放射能」という言葉すら記載がなありません。放射能への危機意識がなさすぎでは?

質問に盛り込みました。


■報道

◆サガテレビ 【玄海原発「再稼働認めぬよう」市民団体要請】(1月12日 12時09分)


◆NHK 【原発再稼働認めないよう要請】(01月12日 12時31分)


◆佐賀新聞


◆朝日新聞