【「黙れ！」：玄海町議会同意は言論封殺の中で】

唯一反対する藤浦議員が、説明に来た九州電力に対して避難計画や使用済み核燃料の問題に質問をすると、岩下委員長は「今日は3・4号機の問題。的外れな質問だ」と質問封じ。
それでも藤浦晧議員が質問を続けようとすると、委員長は「黙れ！」と。
唖然としました。
言論封殺です！
これが立地自治体の現実です。

「再稼働について議会としては承認いたします」と、あっさり同意が決定されてしまいました...。
傍聴の仲間から「住民の命をなんと思っているのか！」の声もあがりましたが、閉会。
岸本町長は3月はじめにも同意を表明したいと述べました。

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町長室へ戻ろうとした岸本町長。50年もの間、地元中の地元として原発反対運動を引っ張ってきた仲秋喜道さんらがそこで町長に詰め寄る姿を見ていて、悔しさが急に襲ってきました。
とにかく悔しい。悔しい。悔しい。
地元で原発を向き合い続けてきた人達の思いはこうやって何度も何度も何度も踏みにじられてきたんだなと。
立地の時、増設の時、事故の時、再稼働の時...その度に、議会でも町内でも、孤立しながらも、本当に苦労されてきたんだなと。
フクシマの犠牲はこうやってまた踏みつけられていくんだなと。

平日昼間の為なかなか難しい面もありますが、今日に限らず、傍聴者が圧倒的に少ないです。
町外の市民も、せめてこの茶番劇を目の当たりにして、“悔しさ”をもっと共有してほしい。
デモや集会やイベントごとでは分からない“悔しさ”と“怒り”を。
そして、“怒り”を闘うエネルギーに変えていってほしい。

今日、「再稼働」の手続きがまた一歩確実に進められてしまいました。
この先も猛スピードで進んでいくでしょう。
けれども、悲観はしていません。なぜなら…
佐賀県主催の説明会の茶番ぶりを見てください！
山口知事の苦々しい顔つきと、無責任ぶりを見てください！
誰がやましいことをやっているのか、はっきりしています。

5年半前、あの忌まわしき“古川康やらせメール事件”で、3.11からわずか3か月後の玄海再稼働策動は挫折しました。