2月27日午前、再稼働の「同意権」すら放棄した山口祥義・佐賀県知事に対して「同意権を確立の上、玄海原発再稼働に決して同意しないこと」を求める要請しました。
知事はこれまで地元同意の範囲について「国が責任を持って決めること」と国に丸投げしてきましたが、国から「法令上、同意を求めることは要件になっていない」と言われると、それをそのまま受け入れ「もともと同意権なるものは存在していない」と明言しました。
知事は県民説明会の場において「今あそこに原発がある。我々の背負った大きな課題だと思っている」と発言しましたが、我々とは誰のことでしょう?私達がなぜ原発を背負わなければならないのでしょうか。山口知事が背負うべきは県民の命です。
同意権さえ放棄し、県民の命の安全への責任を放り出すのはあまりに無責任です。
現在開かれている説明会が、あまりに県民不在で、一方的なやり方であることもあわせて糺しました。
しかし残念ながら、県は今日も要請書を受け取るだけでした。
要請書に問題点を凝縮しましたのでぜひお読みください。
又、午後には玄海町長に対して「再稼働に同意しないように求める要請」を行いました。
24日に玄海町議会は「黙れ」と反対意見を言論封殺した後で再稼働に「同意」しましたが、それを受けて来週6日にも同意表明をしたいとする玄海町長に対して、あらためて同意しないように求めました。
総務課長らに対して、玄海、唐津、佐賀、福岡の各地の仲間が一人一言ずつ、原発はもうやめてほしいという思いを伝えました。
福岡の仲間が言いました--
「今日は福岡から来た。いつも西の空を見ながら、西の空が明るかったら晴れる、暗かったら雨になるなと思ってる。事故になれば、西風が吹いて、私達の生活が壊されるんです...」
玄海原発で事故が起きれば被害は玄海町にとどまりません。佐賀県内はもとより福岡、長崎、ひいては世界中の人々の生活に影響を及ぼすのです。
岸本町長にはそういう自覚をもって再稼働はやめていただきたいのです。
福島原発事故は、今なお終わっていません。
要請文への賛同の呼びかけには、たった2晩で全国から129団体が応じてくれました。
みなさん、ありがとうございました。
28日には伊万里市で県民説明会、3月3日には鳥栖市で県民説明会。
そして3月6日には瓜生道明九州電力社長と面会の上、岸本英雄玄海町長は「同意」を表明すると言われています。