【フクシマから何を学んだのか?~私たちが守りたいもの、残したいもの~3.11パネル展】

【フクシマから何を学んだのか?~私たちが守りたいもの、残したいもの~3.11パネル展】

 

“3.11”から6年。
東京電力福島第一原発事故は今なお終わっていません。
一方で、玄海原発の再稼働手続きが猛スピード進められています。
私たちはただただ家族と、子や孫と、恋人と、仲間と、そして日々の何気ない生活、住み慣れたこの風景の中で生きていきたいだけ。それらが、私たちには守りたいもの、子ども達に残したいものだとフクシマが教えてくれました。


すべてを奪う原発をなくすために、福島と玄海原発のこと、一緒に考えませんか。


◆日時:2017年3月7日(火)~12日(日) 10:00~20:00
     ※初日は13時~。12日は15時終了
◆場所:アバンセ 一階展示ギャラリー(佐賀市天神3-2-11)
◆主催:玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会

【展示内容】

★『福島のすがた』

東日本大震災、福島第一原発事故、避難した方々の現状を写した福島県三春町の写真家・飛田晋秀さんの写真コーナー

 飛田さんの紹介 http://www.hida-fukushima.com/index.html

★『福島から生命(いのち)を伝えたい』

原発事故前の福島の自然風景を写した、福島から九州市在住の弁護士・斉藤利幸さんの写真コーナー

★『それでも再稼働か?』~玄海原発の今

★『私が守りたいもの、残したいもの』

 


【3月9日追記】

玄海町長同意、知事への緊急要請等でバタつく中、3.11パネル展も12日まで開催しています。

散歩や催しでアバンセに来た人、会からのお知らせで聞いた方などが、ぼちぼち立ち寄ってくれます。

そしてその場で“座談会”になったりしています。

3.11前の福島の自然風景、事故後の福島の姿、再稼働迫る玄海原発の今をパネルにしています。

ぜひお立ち寄りください。

 

※写真右下は「私の守りたいもの」コーナーの写真。

『最愛の息子。そして彼の笑顔、彼の未来を守りたい。

安全な食べものですくすくと育ってほしい。

美しい自然の中で大地を踏みしめて駆けてほしい。

きれいな空気を吸って、希望で胸をふくらませていてほしい。

ささやかな願い。だけど譲れない大切なこと。』(k)

 

「あなたが守りたいものは何ですか?」


【3月14日追記】
3月7~12日の6日間、アバンセにて行った「フクシマから何を学んだのか?~私たちが守りたいもの、残したいもの~3.11パネル展」は無事終了しました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました!

入場者には、福島の今と3.11前の風景、そして玄海の今の様子を見てもらいました。
「人気のない福島の町の様子を見て、悲しみを感じた」
「フレコンバッグの山にびっくり」
「青い空は目に見えない放射能で汚染されてしまった。目に見えないということの恐ろしさを感じる。」
「玄海の説明会があったが、住民の意見に耳を傾けない国や九電の姿勢が腹立たしい」
「知事は無責任だ!」
「これからの子ども達のことが心配になりました」...などの感想が寄せられています。

入場者は200人弱でした。
11日は浪江町を題材にした映画上映会がアバンセであり、その参加者もこちらへたくさん流れてきました。
知人友人の他にも、散歩や他の用事の通りすがりにのぞいてくれた方も少なくありませんでした。
「石丸さん、テレビで見てますよ。いつもありがとうございます」と言われたり、顔見知りだった人とも初めてじっくり喋ることができて会員になってくれたり。今後事務所に作業を手伝いに来てくれそうな方もいて、新たな繋がりや広がりを感じることができました。
「一人ひとりが声をあげてください!」と呼びかけ、佐賀県への「再稼働反対」の意見投稿をその場で書いてもらったりもしました。
準備は大変でしたが、その空間が丸ごと座談会をやっているような感じで、やっぱりやってよかったな~と思っています。

12日は別イベントで山口知事もアバンセのホールに来たようですが、知事にもこのパネル展を見てもらいたかったです。その場合はアンケートに「それでも再稼働はやむを得ない」とでも書くんでしょうか。

福島県三春町の写真家、飛田晋秀さんと、北九州の弁護士、斉藤利幸さんの写真は返却しますが、普段パワポで使っている玄海と福島の画像はラミネート加工していますので、今後各地で巡回していただければと思います。(パネルは随時新しいものを更新していきます。)

★「3.11」のその時は、パネル展会場にて来場者に話をしていたら、その時刻を過ぎてしまいました。
一息ついて黙とう。
あの年から6年。玄海は今また、再稼働の大嵐。
フクシマの犠牲をなかったことにしようとする動きを絶対許さない
必死に動けば動いた分だけ、その先に、必ず勝利が待っているはず。
今できることを、一歩一歩やっていきましょう。