「だいでん反対しよる。なんで再稼働さすっちゃろうか」
玄海原発再稼働県民説明会:住民の疑問と怒り噴出
各地で生活者の声をあげよう!
2月21日から3月3日まで、玄海原発再稼働に関する佐賀県主催の県民説明会が県内5か所で開かれました。5会場のレポートをまとめましたので、各地のご参考にしていただければ幸いです。
2月21日から3月3日まで、玄海原発再稼働に関する佐賀県主催の県民説明会が県内5か所で開かれました。
私達は全県下で地区ごとの開催、公開討論会の開催等を求めましたが、すべて無視されました。
各1000人強の規模の会場でしたが、広報もろくにされず、身分証を提示した佐賀県民だけが入場を許されました。参加者は唐津市192人、武雄市117人、佐賀市234人、伊万里市388人、鳥栖市117人でした。
5回の県民説明会で、以下のことが明らかになりました。
1.九電と国が住民の命を犠牲にしてでも、経済やエネルギーを優先しているということが明らかになった。
2.九電と国と県が、住民の声にまったく耳を傾けないこと、この酷さと怒りを各地の住民が肌で感じ、共有することができた。
3.住民の参加や発言が非常に制限された中だったが、県民は再稼働にまったく理解していない!ということを、九電と国と県に示すことができた。参加していた市町長や議員らもこのことを無視できまい。
4.日頃の行動に参加できるのは多くないが、その背後にはこれだけの人の思いがあるということが誰の目にも明らかになった。私達の要請行動の際に、これは大きなチカラになる。
これでただちに止まるわけではありませんが、この無残な説明会の現実を1つの大きな材料、ステップとして、今後にどんどん活かしていけると思います。各地で開いた事前学習会をはじめ、これまでのすべての要請、宣伝、傍聴、学習等の行動が大きな財産になっていると感じました。継続していきましょう。
再稼働反対の世論づくりは、今まさに進行中です。
佐賀県民83万人のうち、説明会に参加できたのはわずか1048人。佐賀県内で説明の場をさらに要請していきましょう。
3月23日には福岡県糸島市で、長崎県でも15日に松浦市鷹島、16日に松浦市、18日に平戸市、19日に佐世保市、21日に壱岐市でそれぞれ説明会が開催されます。
糸島、長崎のみなさん、説明会場でぜひ普通の生活者としての声をあげてください!
また、放射能に県境や国境はありません。各地での説明会を開催させましょう!