「住民に寄り添う」「福島の現実を真正面からとらえるべき。再稼働をやめ、即時廃炉へ」
山口祥義・佐賀県知事と県内全20市町の首長が一同に集う3月18日のGM21ミーティングにおいて、全首長が玄海原発再稼働への賛否を表明しました。
伊万里市長、神埼市長、嬉野市長の3人が再稼働反対を明言しました。
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◎塚部芳和・伊万里市長「電気は現状でも足りている。立地自治体への交付金も合わせると原発は決して安価な電源ではない。地元の県民説明会でも賛成の声は上がらなかった。住民の不安に寄り添う立場として改めて反対と申し上げる。」
◎松本茂幸・神埼市長「再稼働に反対。福島の現状を見る限り、もう元に戻らないように思えてならないからだ。避難計画では唐津市民を受け入れることになっているが、福島の事故に照らすと、地元住民の避難を優先せざるを得ない。」
◎谷口太一郎・嬉野市長「事故が起きる可能性はゼロでない。再稼働をやめ、即時廃炉にしてほしい。6年たった今も福島第1原発の炉の中で何が起きているのか、誰も分からない。そうした現実を真っ正面から捉えなければならない。」
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民意を汲んではっきりと発言してくれた3首長には、私達も勇気づけられます。
また、8首長が「容認」したということになっていますが、安全が確保されているのか、使用済核燃料の処分方法が決まっていること、避難計画が万全のものになること、福島原発事故の収束など課題がクリアされれば等の条件つきです。規制委員長自ら「安全とは言えない」原発、核ごみは「トイレなきマンション」状態、実効性なき避難計画、収束しないフクシマ事故という現実からすれば、再稼働など到底許されないものです。
◆原発再稼働、反対3容認8 県内市町首長が意見
2017年03月19日 09時23
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/414888
◆再稼働、責任どこに 県内首長、国の姿勢疑問視
GM21ミーティング
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/414903
◆県内首長の意見 伊万里市長・住民の不安に寄り添う
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/414912