4月19日、玄海原子力発電所で行われた山口祥義・佐賀県知事と瓜生道明・九州電力社長への抗議行動を行ってきました。
視察が13時から、面談が15時15分からということで、私たちは12時半から駆け付けました。
エネルギーパークは臨時休館。警備員とカラーコーンとバーがにぎやかに私たちを出迎えました。
知事らはすでに入構していたようです。
最初は5人だけでしたが、14時前から佐賀各地から、福岡の方も含め計50人が駆けつけました。
前日に日時がわかっての緊急の呼びかけでしたが、一人ひとりが自分の意思を示しに集まったのです。
コールをはさみながら、リレートークを続け、
「知事は住民の民意を無視するな!九電社長に『民意を受けとめ、再稼働をしないでほしい』と言ってほしい」などと訴え続けました。
山口知事は2年前に社長と初めて面談した時に「うそをつかない」「風とおしをよくする」「あらゆる事態にしっかり対応する」ということを約束させました。知事が九州最大企業のトップにウソをつくなと。そして、今日、知事は「九電はウソをつかないと言っている」ことを確認したそうです。
なんと情けない話でしょうか!
この2年の間に免震重要棟建設撤回や乾式貯蔵施設建設公表など、約束は次々と破られました。おまけに九電は、6年前の「やらせメール事件」発覚時に証拠隠滅を図った張本人である中村取締役を原子力発電本部長に就任させました。安全性についても学者らによる様々な警告を無視し、テロやフィルターベントなど重大事故対処施設は建設猶予するなど、あらゆる事態に対応できる設備と体制になっていません。
このような企業に命をゆだねることなどできません。
そもそも「佐賀のことは佐賀で決める」「県民に寄り添う」などと言ってきた知事自身が、国策追随で、県民の声を聞くフリだけで聞き流し、原発に対する不安と不信の声をまったく受け止めないなど、県民に対してウソをついているのではないでしょうか。
セレモニー面談を私たちは許しません。
面談終了後、知事を乗せた車は、私たちの目の前をサーッと通り過ぎていきました。
多くの県民がこうして必死に声をあげている中で、立場は違えど一言ぐらい声をかけてくれてもいいはずです。やましいことをしているから、顔を見せられないのでしょうか。
経産大臣来佐が22日と言われています(※未確定:情報が分かり次第お知らせします)
明日20日には、私たちの知事要請行動も行います。
引き続き、一つひとつの抗議の意思を示しつつ、問題を追及し続け、市民にポスティングなどで知らせ続け、再稼働に待ったをかけていきましょう。
参加されたみなさん、長時間の行動おつかれさまでした。
まだまだ行動が続きますので、お互い無理しないようにしましょう!
◆今日の報道
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5085689601.html
http://www.sagatv.co.jp/news/#0188692
◆昨日までの私たちの報告
https://saga-genkai.jimdo.com/2017/04/18/a/