【山本公一・原子力防災大臣「避難計画はやり放題」】

 

~4月9日、山口祥義佐賀県知事との面談にて~
「そこに原発があるから、やむを得ない」として再稼働に「同意」した山口知事。
条件として掲げていた1つに、山本公一・原子力防災担当大臣(環境大臣)との面談がありました。
その時に大臣が放った言葉、「避難計画は、やり放題」


再稼働説明会では国の担当者が「放射線防護対策施設整備など防災関係については、国が100%の補助率で年間200億円の予算を措置している」と誇らしげに話していました。
玄海の放射能シェルター整備では九電関係会社が14億円を受注していました。
岸本英雄・玄海町長の弟が社長を務める「岸本組」も1億2000万円受注していました。
「国がじゃぶじゃぶお金を出すから、やり放題やってくれ」ということでしょうか。
住民を被ばくから守るべき国の責任者が、「やり放題」などと言うのはあまりに緊張感に欠けているし、住民をバカにしていませんか?

実測値で高線量に被ばくしてから避難指示。
指示に従わなければ「自主避難」で「自己責任」?
安定ヨウ素剤の事前配布すらせず、いざという時に配れない、間に合わない。
唐津市長さえ「(避難の)実働体制はできていない」(4月6日、唐津市議会)などと答弁。
被ばく必至の机上の避難計画をそのままにして、
「そこに原発があるから、再稼働やむを得ない」(山口知事)なんて、暴挙です!

大臣に発言の撤回を求めるとともに、知事に再稼働「同意」の撤回を求めます。

 


■ダイジェスト動画

https://youtu.be/38YLvmGCWL4
山本大臣:・・・やっぱりいつも思うんですけど、我々がつくろうとしている避難計画というのは、もちろん終わりはありませんし、改善に改善を重ねていくという姿勢が一番大事だろうと思っておるんですけれども、やっぱりこの避難計画というのは基本的には住民の方々に安心をしていただく一つの手段でございますので、そういう意味においては、もうやれることはやり放題やっていこうという姿勢で臨んでいきたいと思っておりますので、ぜひご理解をいただきたいなと。
 昨日も玄海町の防護施設の整った特別養護老人ホームに行かせていただきました。だから、ああいういわゆる屋内退避というこの考え方というのも、これは最近、ある意味から言ったら、もっとも初期の段階においては有効な一つの方法じゃないかということがかなり経験上出てきたということでございまして、いつも申し上げるんですけれども、やっぱり福島の1Fの事故というのは、やっぱりこれは大きな教訓を尊い犠牲の上に残していただいたわけですから、これをやっぱり我々は生かしていく必要があるというふうに思っておりますので、ぜひいろんな意味において、毎回毎回いろんな知見が出てまいります。それを何とか避難計画の中に生かしていくということを常に考えていきたいなと思っておりますので、ご協力よろしくお願いいたします。
山口知事:もう本当大臣の真っすぐな考え方がすばらしいと思いますよね・・・

 

◆山口知事と山本内閣府特命担当大臣(原子力防災)の面談記録(佐賀県HP)
http://www.pref.saga.lg.jp/kiji00354498/index.html

 

◆元動画(10:20~)
https://youtu.be/rZwf_VHM75c