【国は深層防護の体系を無視している!~玄海行政訴訟弁論報告】
3日前の仮処分不当決定への怒りも冷めやらぬ中、6月16日は玄海原発行政訴訟第14回口頭弁論でした。
九電の言い分丸のみの酷い決定を出した立川毅裁判長、不破大輔裁判官、神本博雅裁判官らは、何事もなかったかのような顔をしていました。
またこの裁判官らの裁きを受けなければならないと思うと、憤懣やるかたない思いです。
わが弁護団の力を借りて法廷でまっすぐ闘っていくのみです。
原告側は今回の陳述で、被告国が前回の準備書面において、設置許可基準規則55条が求める汚染水流出による工場等外への放射性物質の拡散を抑制するために必要な設備が設けられていなくとも「審査合格を出している」と自ら自白したことを指摘し、このような解釈は「深層防護の考え方とこの考えに立つ規則の体系を無視するものであり、福島第一原発事故の教訓を何ら受け止めない失当なもの」として、差止判決を求めました。
国は基準地震動の過小評価問題についての反論書面を出してきました。
法廷の後、原告団集会を持ち、仮処分抗告について意見交換を行い、近日中に即時抗告を行うことを確認しました。
●今後の裁判日程が決まってきました。傍聴と報告集会への参加をよろしくお願いします。
特に9月8日の証人尋問は必聴です!
7月28日(金)14:00~全基差止第22回口頭弁論 記者会見・報告集会:勧興公民館
9月8日(金)10:00~17:00 全基差止第23回口頭弁論(証人尋問)
9月15日(金)14:00~行政訴訟第15回口頭弁論
12月1日(金)14:00~行政第16回口頭弁論
※これらに加えて、福岡高裁での抗告審が入ってきます。
◆裁判書面
※過去の書面はコチラから