<2月11日、更田原子力規制委員長が玄海原発視察と30キロ首長面談にやってきました。唐津の仲間から現地抗議行動の報告です>
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原発稼働の両輪は規制基準適合と避難計画策定であると原子力規制庁は公言してきました。
今日は玄海原発で安全とは言わない基準適合の確認?と責任回避の避難計画の実情を周辺自治体から聞き取り?に来唐。再稼働と関係ないといいつつ再稼働住民同意の既成事実化とガス抜きの一環なのでしょう。
タガの外れた両輪の実態を福岡、佐賀、長崎三県の長及び周辺関連市町長は住民意見としてどう表明したのでしょうか?
時々小雪が舞う寒風の一日でしたが福岡、筑紫野、佐賀、唐津、伊万里、玄海町から20数名が集まり抗議の声をあげました。玄海原発では8時過ぎにはスタンバイしていたものの、それらしき車両との遭遇はありませんでした。リレートークありの1時間半抗議行動でした。
午後、更田委員長と首長らが面談する唐津市内のオフサイトセンターには30名ほどの皆様が集まりました。
ここでは次々に入る黒塗りの公用車にしっかりとアピールすることができました。
稼働同意首長にはプレッシャーを、反対首長には力強いエールになったのではと思います。
二か所の抗議集会の合間に、玄海原発反対からつ事務所にて10名の皆様と昼食を取りながら有意義なミニ交流会をもつことができました。
できる限りの再稼働停止運動を続けていきましょう!
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<更田委員長と首長らの意見交換の概要は以下のようでした>
◆岸本町長「テロ対策過剰」 玄海原発意見交換
規制委が視察 長崎3市長は再稼働反対 佐賀新聞 2月12日
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/180664
容認、反対双方から注文
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/180662
◆原子力規制委が30キロ圏首長と意見交換
朝日新聞 2018年2月12日03時00分
◆「意見交換会開催遅い」 「長崎の声も踏まえた」 玄海原発30キロ圏 県内首長ら発言
西日本新聞 佐賀県 2018年02月12日 06時00分
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/393451/
◆再稼働反対3市長表明 玄海原発・意見交換会 松浦、平戸、壱岐「避難計画に不安」
西日本新聞 長崎県 2018年02月12日
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/393453/
平戸市長「避難に関する要望が無視されている」など、松浦市、平戸市、壱岐市ははっきりと再稼働反対を表明。
更田委員長は「経産省と九電が説明不足」と責任逃れに終始しました。
佐賀県知事は「長崎の声も踏まえた」上での再稼働同意だと。
玄海町長「テロ対策は過剰。法外な投資だ。経済観念からみてどうか」と。そもそも原発が法外な投資でしょう!
発言のなかった自治体は、住民の声をなぜ受け止めて、国に伝えないのでしょうか。
この国の酷さがまたあぶりだされました。
これを追及し、ひっくり返すのも一人ひとりの行動あるのみですね。
規制委や九州電力や各自治体に私たちの思いや腑に落ちない点を電話して伝えましょう!
※原子力規制委員会 TEL:03-3581-3352
九州電力本店 TEL:092-761-3031
★2月16日(金) 燃料装荷開始抗議行動★
朝7時頃から 玄海原発正門前