3月23日(金)、佐賀地裁にて玄海原発行政訴訟第17回口頭弁論、全基差止第25回口頭弁論が開かれました。
行政訴訟では被告国が、地震動データ改ざんについて原告側求釈明への回答も含め、地震動や重大事故対策についてに書面を提出しました。
全基差止では被告九電が、現在再稼働申請もしていない2号機の安全性についての主張(昨年、全基差止裁判は証人尋問を行う予定だったが、この主張を理由に延期となった)を200頁にわたる書面で提出しました。
行政、全基ともに、いずれも大詰めの段階となり、今後、証人調べ等の立証の段階に入っていくこととなります。
引き続きご注目ください。
原告団で書面学習会も行っていきますので、ぜひご参加ください。
◆原告意見陳述はコチラから→
https://saga-genkai.jimdo.com/2018/03/24/a/439759888/
※昨年6月13日に不当決定が出された仮処分の抗告審についてはまだ最初の期日が」決まっていませんが、抗告理由書に対する九電からの反論書に対しての再反論の書面を近日中に提出予定です。そこでは破局的噴火の可能性があることから伊方原発を立地不適とした広島高裁決定を受け、火山問題も追加主張する予定です。
◆今回出された準備書面は以下の通りです。
【行政訴訟】
・被告 第15準備書面<基準地震動・重大事故対策、求釈明への回答>(3月16日付)55ページ
・参加人(九電)準備書面1<安全確保対策>(3月16日付)62ページ
・参加人(九電)準備書面2<地震> (3月16日付)148ページ
【全基差止】
・被告 準備書面13<2号機> (3月16日付)122ページ