【玄海原発全基差止裁判、追加提訴しました】

本日10月25日、九州電力を被告とする「玄海原発全基差止裁判」について、新たに原告41名が佐賀地裁に追加提訴しました。

佐賀、福岡をはじめ、福島など全国各地から原告に応じてくれました。

2011年12月27日に提訴した全基裁判は当初、玄海1~4号機すべての差し止めを求めましたが、2015年の1号機に続いて、今年4月には2号機の廃炉が決まりました。
裁判所が差止めの判決を出さなくても原告の言い分は実現したことから、今回2号機について「取り下げ」の手続きをとりました(1号機は既済)。
全国の脱原発を求める市民運動の力が廃炉へと追い込んだと言っていいと思います。
あわせて原告の追加募集を行ったところ、新たに41人が原告として加わり、今日の追加提訴にこぎつけた次第です。

 

今日は、裁判所に対して原告被告双方が主張の説明を詳しく行う場が持たれ、原告側からは小山英之・美浜の会代表が地震動について、谷次郎弁護士が火山について、九電側が配管問題についてのプレゼンを1日かけて行いました(10月1日に次いで、2回目)。小山さんと谷弁護士には、これまでの主張のポイントを整然とお話いただきました(詳細はあらためて)。

 

全基差止(原告336名)、行政訴訟(原告382名)ともに、来年7月17日の結審に向けて、大詰めです。
私たちはこれまで不当判決を4回受けてきましたが、命のことだから諦める訳にはいきません。
ご注目&ご支援をお願いします。

 

◆今後の期日(佐賀地裁)
12月13日(金)13:20~入廷前アピール   13:15~進行協議(弁護団)
       14:00~行政訴訟(第24回) 14:30~全基差止(第32回)
       15:30~記者会見・報告集会
2020年2月21日(金)13:20~入廷前アピール 14:00~行政訴訟 14:30~全基差止
   4月10日(金)10:00~証人尋問(行政)
   4月17日(金)13:00~証人尋問(全基)
   7月17日(金)14:00~結審(行政・全基)

 

 

 

※この活動は一般社団法人アクト・ビヨンド・トラストの助成を受けています。


◆報道