佐賀地裁が3月12日に出した玄海原発行政訴訟と全基差止裁判の不当判決に対して、本日3月25日に控訴しました。
行政訴訟は187人(29都道府県から)、全基差止は176人(19都府県から)が控訴人となりました(重複省いて32都道府県から300人)。
谷次郎弁護士と原告7名で裁判所へ控訴状の提出を行い、受理された後、記者会見を行いました。
石丸初美団長は「事故が起きれば命と暮らし、未来が奪われる。絶対あきらめてはいけないと思い、控訴に臨んだ。高裁では人権を第一に公平な裁きをしてほしい」と訴えました。
今後、福岡高裁にて控訴審が始まることになります。
佐賀地裁は“ばらつき”問題をはじめ地震動過小評価、火山、配管、重大事故対策のすべての争点において、国と九電の主張を丸呑みにして「規制委の審査は専門的知見を踏まえて、手続きも踏まえており、合理的である」としました。また、原発から100キロ圏外の住民を「原告適格が認められない」として却下しました。
これら、“結論ありき”の地裁判決の不当性を訴えていきます。
控訴人のみなさん、玄海原発を止めるため、ともに闘っていきましょう。
支援者のみなさん、引き続きご支援とご注目をお願いいたします。